サバ缶でまぜ寿司

初めて酢飯を作ってみました。それを使ってサバ缶まぜ寿司を作ったら結構美味しかったのでレシピを記しておきます。

 

1. 白米1合を硬めに炊く

2. 炊きあがったらすぐにボウルに移す

3. 酢15cc, 砂糖10g, 塩5gをご飯に入れ、切るようによく混ぜ合わせる

4. できるだけ空気に触れられるように平らに酢飯をのばす

5. うちわで10秒ほど扇ぐ

6. ボウルにラップをかける。ラップに水滴が溜まって落ちることを防ぐために、ラップにはフォークで数か所穴をあける

7. 人肌程度まで冷めたら油を除いた味噌煮サバ缶1つを酢飯に入れて混ぜ合わせる

8. 黒ゴマ少々と細かく切った焼き海苔をかけてできあがり

 

補足

* 酢飯の酸味が少々強かったのと個人的にもっと甘みのあるものが好きなので、酢の量を減らし砂糖の量を増やしてもいいかもしれない

* 味噌煮サバ缶以外にも水煮サバ缶、鮭の焼きほぐしなども使えそう

* 他に入れられる具を考え中。キュウリとか?

 

酢飯を作れるようになったのは個人的に非常に大きなことです。好物のお寿司を食べる敷居が下がり、生活が豊かになるでしょう。

 

見たことない蜘蛛が現れた

先日の夜12時ごろ。そろそろ寝ようかと思ったときに、視界の隅に動く何か黒い影。

 

虫が非常に苦手な僕。恐る恐る見てみると、それは蜘蛛でした。ただし今まで見たことのないような見た目をしていました。体は黒っぽいのですが、お尻が少し丸くて大きく、そして橙色をしています。

 

毒々しい。それが最初の印象でした。

 

日本では時々毒蜘蛛が問題になっています。カリフォルニアの蜘蛛事情を全く知らないので、この初めて見る蜘蛛に毒があるのかどうか検討もつきません。

 

蜘蛛は、毒がない限り、基本的に益虫であり殺めるべきではないという価値観を持っているので、外に逃がすことにしました。毒のある可能性を考慮して、触れないように気を付けながらなんとか外に追いやることができました。

 

危機は去ったのですが落ち着きません。もしあの蜘蛛が毒をもっていて気づかずに寝てしまっていたら刺されていたかもしれない。そんな考えが頭から離れません。

 

インターネットで「蜘蛛 尻 オレンジ」等で検索しても先ほど見た蜘蛛はでてきません。今度は英語で"Spiders hip orange"等で検索してしばらく調べてみると出てきました。

 

Woodlouse  spiderと呼ばれる蜘蛛らしく和名はイノシシグモです。刺されるとかゆみが出るようですが、強い毒はないとのことです。どうやら日本にはあまりいない種のようで、今まで見たことないのも不思議ではありませんでした。

 

ほっとして、当初の予定よりずっと遅い時間にようやく床に就くことができました。アメリカに住んで長くなってきましたが、まだまだ初めてのことに遭遇します。

 

アメリカでラーメンを作った話

先日冷やし中華を作った話を書きました。

takahirox.hatenadiary.org

 

中華麺、蒸し鶏、ごまだれなどを消費するためにも連日冷やし中華を食べていたのですが、何日も続くとさすがに飽きてきます。そこで今度はラーメンを作ってみることにしました。

 

ここベイエリアではサッポロ一番などのパック入りインスタントラーメンが売られています。日本スーパーのみならずSafewayなどでも売っています。しかし今回は冷やし中華の残りの中華麺を消費したいのでスープを自分で作ることにしました。

 

さっそく料理系YouTube動画を見てみると鶏ガラ、ネギ、ニンニクなどを煮込み最後に醤油で味を調えてラーメンのスープを作っていました。煮込む時間はかかりそうですが思ったより難しくなさそうです。

 

通っている日本スーパーで鶏ガラを見かけた気がするので作ってみようと思ったのですが、どうやら見間違えていたようでスーパーで見つけることができませんでした。

 

鶏ガラスープの素で代用できるのではと思いつき、それを使ってみることにしました。煮込む必要もなくなります。

 

参考にするレシピも探さず感覚で作ってみました。家で常備されている鶏ガラブイヨンの素、塩、ニンニクの粉、コショウを混ぜお湯で溶かし、最後に醤油で味を調えました。

 

茹でた中華麺をスープに入れ、鶏ハム、ワカメ、煮卵などを乗せて完成です。食べてみると想像以上にラーメンの味がして驚きました。塩ラーメンのような味です。お店で出てきても違和感を覚えないでしょう。食べられはしてもラーメンとは違うような味になるだろうと思っていたので嬉しい誤算でした。

 

ただし一つだけ困ったことが。非常食も兼ねてインスタントラーメンを少々多めに買っておいてあるのですが、自分でスープを作ったラーメンの美味しさを味わってしまうとインスタントラーメンを食べる気がなくなってしまいました。このまま消費期限が切れてしまいそうです。

 

ブルーレイについてくるDVDの処理に頭を悩ませる

インターネット動画配信サービスが旺盛なこのご時世の中、色々な理由で未だに気に入った映画、ドラマ、アニメなどのブルーレイを購入しています。

 

場所を取るのが嫌なので、購入したブルーレイはディスクのみを収納ケースに保管し、元のケースは容赦なく処分しています。

 

しかし困ったことが一つ。アメリカではコンボパックなどと呼ばれブルーレイとDVDが同梱されて売られていることがままあります。ブルーレイのみでは売っておらず、コンボパックのみの販売ということもよくあります。

 

ブルーレイを持っていればDVDは不要です。しかもDVDは日米のリージョンコードの違いから日本のDVDプレイヤーで再生できず、全く何の役にも立たない代物です。

 

しかし貧乏性であるため、自分の環境では再生できないとはいえ、問題のない品物を捨てることに妙に抵抗があります。一方、物を減らすためにも処分したい。この葛藤に頭を悩ませています。売却という手段もあるかもしれませんが、どれだけ需要があるか不明な時代遅れのDVDをディスクのみで売っても買い手がつくかどうか。ちなみに日本でも売ってみようとしたのですが、日本のプレイヤーで再生できないものは買取拒否とのことでした。

 

今のところはDVDディスクも収納ケースに保管して「見」の状態です。おそらく捨てたところで後悔しないのでしょうが、なぜか躊躇してしまっています。

 

 

アメリカで冷やし中華を作った話

節約、味、カロリー調整、栄養管理などの観点から毎日三食自炊しています。最近暑くなってきたため、好物の一つである冷やし中華を作って食べたくなりました。

 

しかし、アメリカの人の好みに合わないのか、週に一回通っている日本スーパーでもインスタント冷やし中華が売られているのを見るのは三か月に一回程度です。

 

余談ですがなぜか乾麺の冷やし中華はやけに値段が高く、この前見た時はマルちゃんの五パック入りインスタント冷やし中華が$9.99でした。生麺の方は三食入りで$4.69とこちらで売られているインスタント生ラーメンと同程度の値段です。日本で売られているものと比較すると高く感じますが許容範囲です。

 

無いと増々食べたくなるのが人間です。どうにかして冷やし中華を食べたいと考えていました。

 

最近料理のYouTubeをよく観ていて、その内の一つでラーメンのスープを作っていました。冷やし中華のスープも自分で作れるのではと思いつき、早速調べてみると思いのほか簡単で市販のごまだれとポン酢を和えるだけでできると書いてありました。

 

その日本スーパーでごまだれ、ポン酢、中華麺を売っているのを知っています。探したことはないですが、Safewayなどでも売っていそうな気がします。

 

これは自分で作れそうだと思い、日本スーパーで材料を買ってきました。中華麺は乾麺にしました。生麺の方がよかったのですが、値段が高かったので諦めました。

 

中華麺を茹で、ごまだれとポン酢を和えてスープを作り、キュウリ、ワカメ、最近よく作る鶏ハムを細切りにし、黒ゴマを少々かけて完成。

 

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カロリーを気にしたため油の入っていないごまだれを買ったので味が少々心配だったのですが、思っている冷やし中華の味に近くなりました。

 

いつでも冷やし中華を食べることができるようになり、また一つアメリカでの食生活が豊かになりました。

 

お風呂の排水管から水が逆流して危機一髪だった話

アメリカのお風呂の排水管は日本のものよりも詰まりやすいとよく言われています。排水管の造りや質の違いもあるのでしょうが、日本人はよくお風呂に入り髪の毛が太いということが排水管の詰まりに拍車をかけているようです。

 

現在住んでいるアパートは入居当初から浴槽の排水が弱いと感じていました。アメリカだからこんなものかなと思っていたのですが、日に日に排水力が弱まっていき、遂にはお風呂に入った後の排水に何十分もかかるようになってしまいました。

 

ラバーカップや髪の毛を溶かす溶剤を試してみたところ、却って詰まらせてしまったらしくほとんど水が流れなくなってしまいました。長時間待っていれば水がなくなるくらいには弱々しく流れているようで、コロナ禍に配管工を呼ぶのも気が引けるので、他の溶剤を試したりしてゆっくり直していこうとのんびり構えていました。

 

しかし、排水管が本格的に詰まったその日の夜に異変が起こります。なんと浴槽のお湯が逆流しているではないですか。周辺の音と入浴剤の香りから察するに上の階のお風呂のお湯が流れ込んでいるようでした。

 

驚き唖然と立ち尽くす横で流れ込むお湯は止まらず。浴槽から溢れ出そうになりました。はっと我に返りバケツで水を掻き出します。最初は外に水を捨てに行ったのですが流れ込むお湯の速度が速く、外まで行っていては間に合わないと判断しトイレにお湯を流し始めました。

 

「上の階の住人、早くお湯を止めてくれ!」と念を送りつつひたすらお湯を掻き出していると、念が通じたのかようやくお湯の逆流が止まりました。

 

ほっと一息をつくと、排水管詰まりの対策を考え始めます。上階のお風呂のお湯が流れ込んだということは、上階の排水管と合流した後の奥の方で詰まっているということです。素人では対処不能と結論付け配管工を呼ぶことにしました。

 

翌朝大家さんに連絡をして配管工を手配してもらったところ、来られるのはさらに翌日とのこと。今夜もまたお湯を掻き出さねばならないのかとうんざりしました。

 

夜になり上階の人のお風呂に入る気配を気にしながら待機していたのですが、その日は逆流が起きませんでした。どうやら上階の人がお風呂に入らなかったようでした。

 

いつ逆流が始まるかわからなかったので寝るのが遅くなってしまい、普段よりだいぶ遅い時間に目が覚めました。配管工が来た時の準備をしようとお風呂に行って浴槽に目を向けたところ驚いて目を丸くしました。なんとお風呂に水が溜まっているではないですか。

 

どうやら上階の住人は朝風呂に入ったようです。もし気まぐれで上階の人が長い時間シャワーを浴びでもしていたら浴槽からお湯が溢れ出ていたでしょう。浴槽から溢れ出たお湯を遮るものは寝室や居間まで何もなく、かつ、様々なものを部屋の地べたにおいているので、寝ている間に大損害を被るところでした。その事実に気が付いた時には肝が冷えました。

 

お昼過ぎに配管工が到着。あっと言う間に排水管の詰まりを直してくれました。こんなにも勢いよく水が流れるのを見たのは入居以来初めてのことでした。

 

詰まっていたものを見せてくれたのですが、やはり髪の毛が詰まっていたようです。黒い髪の毛で紛れもなく自分のもののようでした。上階の人が詰まらせた可能性もあるのではと若干疑っていたのです。そんなに大量の髪の毛ではなく、この程度で詰まってしまうのかと思いました。

 

驚いたのはその配管工が詰まっていた髪の毛をトイレにぽいっと流し捨てたことでした。仮にも排水管を詰まらせたものをトイレに流して、今度はそっちが詰まったらどうするんだと思いましたが、トイレの排水管はお風呂のものより太いのでしょう。アメリカらしいなと思いました。